【婚活時代】の総評
総合
★★★★★
実戦的
★★
読みやすさ
★★★
おもしろさ
★★★★★
こんな人におすすめ
- 婚活歴が長い方
- なぜ婚活しないと結婚できないか疑問の方
- 婚活関連の仕事をしているすべての方
婚活時代の概要
内容紹介
もはや結婚はデフォルト(初期設定)ではない!
だれでもそのうち自然に結婚することになるわけではない
「パラサイト・シングル」「格差社会」で知られ、「報道ステーション」等のテレビ・新聞・雑誌でもおなじみの気鋭の家族社会学者山田昌弘教授と、
結婚・恋愛・少子化をテーマに圧倒的な質量の取材と執筆・講演活動を続けるジャーナリスト白河桃子。
今、日本で、結婚と恋愛の実態とその解明を語らせたら右に出る者のいない両氏による本書は、驚くべきスピードで進む晩婚化・非婚化の要因と実態を明快にリアルに伝え、
まさに、『「婚活」時代』以前と『「婚活」時代』以後と時代を二分する衝撃の書といえよう。が、本書の本当の斬新さは、これが社会学の本であると同時に、具体的な「婚活」の方法と各種サービスの賢い活用法までを網羅し、
いわば『婚活のすすめ』とも呼ぶべき実践の書ともなっている点である。
今回は「婚活」時代を紹介します
2008年に発売という10年以上前に発売されながら、いまだに色あせる事ない内容に驚かされます。
婚活って言葉がなかった時代でも、女性が男性が考える事は一緒なんですね。
婚活界の重鎮、ぱぶりこ氏も婚活時代についての感想を書いています。
『婚活時代』を読んで、アラサー婚活女子のあまりの成長してなさに絶望した
婚活時代のおすすめ度はアマゾンレビューで3.5
62件のカスタマーレビューがついています。
レビュー数はかなり多いと言えるでしょう。
アマゾンレビューはこちら
婚活時代の書評みたいなもの
高校時代、歴史の先生が言った・・・
「歴史は過去を学ぶだけじゃない、歴史を知れば未来を知る事が出来る」
ということを言っててなーにを言ってるんだ?と思ってたんですが、それが10数年ようやく実感しました。
確かに婚活の歴史を知って、なぜ現代の婚活のメカニズムを深く理解することが出来ます。
なぜ親たちの世代があんなにも簡単に結婚しろというのか、自然な出会いを求めているのに探せないのか、婚活はどうしてこんなにも苦しいのか!
婚活している時にこの本を読んでいればもっと気分的に楽だったんだろうなーと心底思ってます。
数々のデータから、社会学の調査研究に基づいた理論と多くの取材において
昔の結婚はどうだったのか?なぜ婚活をしないと行けなくなったのか、現代の男はを理論的に説明しているので説得力は抜群。
数々の婚活本を読んで理由も見たり聞いたりしてきましたが、ここまで理論的にまとめている本はないです。
婚活者ならささる文章や名セリフも多く、とくに1980年までは「出会いが自動的に設定されていた!」という文は、ぼくの目からウロコがボロボロ落ちました。
うちのおとんとおかんが特に労せず結婚したんやから自分も結婚出来るはずなのになぜ・・・答えがここにあります。
だから、こんなにもこんなにも結婚相手を探さなければいけないんだ!
と、感じるとともに「自然な出会い」なんてアラフォーになったら存在しないんだという事が心じゃなく、理論で理解できました。
婚活者なら一度は思った事がある、
「なんで婚活しないと結婚できないんだ!」
という事が、理屈で理論でわかる本です。
今までの結婚の歴史や時代背景、そして現代における「出会い」の変化や空気感など大変わかりやすく書かれています。
就活と婚活を比較した説明文は、とてもわかりやすく納得のいく文章となってます。
自分が魅力的じゃないせいだ!と嘆いている婚活男性やいい男がいない!と憤慨する婚活女性に特に読んで欲しい内容。
ほんとうに自分だけのせいなのか?男がいないだけじゃないか?
いや違う・・・こういう時代に・・・婚活しないと出会えない時代に生まれたからだ!
すべて時代のせいにしろって言ってるわけではないんですよ?
ただ今までの「出会いの歴史」を学ぶことにより「自分の結婚への未来」がきっと見えてくることでしょう。
実際役に立つかどうか?
後半に書かれた「成功する婚活」に書いてある方法は、流石に10年前の本でありちょっと時代を感じさせる方法もあります。
いままで書かれてきた婚活記事や婚活本に書いてあることが多い。目新しさは感じません。
ただ驚くべきは、10年前の手法が今でも多くが使えるという事ですね。
恋愛や結婚という制度を攻略する方法は、ある程度不変的なものかもしれません。
いわゆるテクニックやマインド的なものではないので、明日すぐ使えるような即効性はないです。
ただ漠然としていた、この婚活業界の仕組みを知る事で今後の婚活に関する行動が変わる事でしょう。