農業をしている婚活者は、この田舎高知にはたくさんいらっしゃいます。
いままでは実際に現役農家さんと結婚するメリットや婚活女性の農家への気持ち。
結婚におすすめの農家さんの条件などを聞いてきました。
では実際の農家の仕事とはどういうものなのか?
はると婚活友人友人で、実際体験してきました。
目次
インドア派が農家体験してきました
参加する人
友人婚活ピンク君とぼくと行ってきました。
はるのスペック
超インドア、休みの日はゲームと家でゴロゴロしていたい人。
仕事はクーラーの聞いた会社で事務仕事。
運動しないので熱中症が心配。
ピンク君
サッカーもやっているスポーツマン。
}肉体労働もしているので暑さには強め。
参加させてもらう農家さん。
ビニールハウスできゅうりを作っている農家さん。
現役バリバリでご両親も農家。
朝6時からスーパーへ
きゅうり農家の朝は早い。
まずは地元のスーパーへ。
ここで各地の系列店にきゅうりを運んでもらいます。
一か所に集めて、一気に送ってもらうんですねー
各地で売れるであろうと思われるきゅうり数を自分で考えて卸します。
まずはきゅうりの割り振りのお手伝い
店に着いたら店員さんが設置してくれるそうな。
各店舗にどれだけ送るかはその農家さんのセンスになりますね。
値段は自分でつける事が出来る
きゅうりの値段って、農家さん自身でつけることができます
もちろん高すぎる値段は競合の農家さんに負けてしまうのでバランスは大事。
きゅうりが高騰しているときは高値、安くなっている時は安値で勝負。
雨やら台風やらで相場が変わっていきます。
6:30 キュウリのビニールハウスへ
きゅうり農家さんの倉庫兼作業場に到着。
ここに荷物を置いて、軍手をして服に着替えます。ここから本番。
熱中症対策にと持ってきた水筒には氷水がいっぱいです。
濡れたタオルも巻いて熱中症対策は万全。なんせ、体験時は8月でその日の気温は30度超え!
ただでさえ、暑いのにさらにビニールハウスとかまさにヤバイ状態。
また日焼けと虫がちょっと心配なんで、長袖の服に着替えました。
これは大誤算でしたが・・・
作業場では、バイトの女性の方がいて取れたきゅーりを袋に詰めていました。
袋詰めも人でやるんですねー
準備をしたあと、さっそくビニールハウスに向かいましたー
7:00 乾いた大地のビニールハウスに到着
きゅうり農家さんのビニールハウスは3つあります。
複数ビニールハウスがある理由は取れる時期をずらすことによって、リスクも少なくなるしお金も増えます。
夏、秋、冬と分散させることにより効果が期待できます。
きゅうりは季節に限らずあるものです。
ですが、実は地域によっては生産時期が違うって知ってました?ぼくは知りませんでした。
一般的な高知の農家さんは夏。秋や冬はお休み期間になります。
冬は主に福島や北海道でとれます。
ビニールハウス1つ目、冬の時期に行うビニールハウスの設置を手伝います。
カラカラに乾いた大地に肥料を置いていくのがお仕事。
写真で見る通り、めちゃめちゃカラカラです。
そして熱気、15分ほどで汗だくに。
虫なんていないし、まだ朝7時なんでそこまで日はでていない。
長袖の上着は脱ぐことにしました。
そんな状況下のなか、藁を一つ一つ大地に置いていく。
藁を置いて後でそれをこわして地面に混ぜるらしい。
なるほど・・・もちろん、機械で移動するんだよなー・・と思ったらなんと人力で移動!
たまたま機械が壊れていてそのため人で運ぶことに。※通常は機械でやります。
1つ20キロ!?を2つ手押し車にのせて運んでいく。
これまた、手押し車に乗せて運ぶのも大変。
地面がひび割れているのでそこにタイヤを取られて前に上手く進めない。
ピンクと農家さんは2つ同時乗せてたけど、ぼくは落としまくりで1つで妥協させてもらった。
体力と平衡感覚がないのが悔やまれる。
また置いた藁をカッターで割っていく作業もあり、藁が巻き起こるので吸い込まないように注意しなきゃいけない。
インドア派には最強にしんどい作業だった。
30分ごとに休憩をはさみ、この作業は1時間で終了
とりあえず、クーラーで涼むために事務所に戻る。
本当に生き返る、水がぶ飲みです。
20分ほど休憩をした後に次のハウスへ
8時30:熱帯雨林!?キュウリのビニールハウス
2つ目のハウスはキュウリが現在取れるハウス。
夏なのになぜ?ビニールハウス?と思う方いると思う。ぼくも思った。
説明すると、キュウリって野菜はあんまり雨に強くない野菜。
雨が降りすぎると、キュウリ自体が病気になったりしてダメ(栽培期間が短くなり収入減)になってしまうらしい。
農業は天候に左右される職業です。
中でも野菜はコメのように価格が安定しておらず、セリによって価格が決定するため、市場に出回る量で、毎日書くが変動します。
豊作で出荷量が増えれば価格が下がり、悪天候で価格が上がっても収穫量が少なければ収入は減少します。
そのため大雨や台風が来ても大丈夫なように、ビニールハウスで栽培します。
そのため大雨や台風が来ても、それから野菜を守り、栽培環境を整える為に、ビニールハウスで栽培しています。
雨でも台風でも、きゅうりの栽培に関しては露地栽培に比べてビニールハウスは自然災害のダメージをかなり軽減できます。
市場が台風などで、きゅうりの相場が上がるほど手取りが増える仕組み。
さて、2つ目のキュウリハウスの仕事はキュウリの葉っぱ拾い。
てっきり収穫するの?ドキドキと思ったらきゅうりの剪定を以前して地面に切られたキュウリの葉なんかを拾っていく仕事。
病気になり弱った葉や茎やキュウリを少し前に切ったのだそうだ。それが地面に散らばっている。
まあ・・・拾っていくだけだし気楽でいいかな?
また先ほどのハウスより、肉体労働ではない。
また植物があるし熱くないだろうし楽だろう。
と思っていた時期がぼくにもありました。
ビニールハウスの中は熱帯雨林
えっとね、人間の体感温度ってね、気温だけじゃないんだよね。
湿度なんだよね!湿度!それを忘れていたよ。
植物があることにより、先ほどのハウスよりムワッした熱気に包まれた熱帯雨林ハウス。
3分経たないうちに汗ビッショリ。正直先ほどのハウスよりしんどい。
その中で、地面に落ちているきゅうりのごみをひたすら拾っていく。
また今回はきゅうりのあぜで一人ずつの作業、きゅうりに隠れて人が見えない。
先ほどは何もなかったから、作業してる友達の様子が見えたけど、今回は一人孤独です。
圧倒的孤独の中ひたすら、腰をかがめてきゅうりを拾っていく・・・ヤバイ、力はいらないけどこれはこれで辛い。
水をがぶ飲みしながらひたすら作業。
50分ほどでぼくが根をあげて。9時半終了。
とりあえずこれでキュウリ農家体験は終了だ。
6時から9時半まで3時間半。実働2時間ぐらいだったが本当に汗だくで大変だった。
ちなみに、実際のスケジュールとしては9時ぐらいまでやってお昼時はお休み。3時か4時ぐらいからまた作業して7時には終了らしい。
ちょうど半分だけ体験したのでありました。
農家体験をしてみてのデメリット&メリット
個人差はある、本当に個人差はあると前置きしたうえでぼくがどうか話したいと思う。
農業という仕事が辛すぎてぼくは出来ませんw
ほんとうに何度も後悔してた、暑すぎるw
辛い理由としてはいくつかあるんだけど主に仕事が肉体労働、孤独である。
この二つが大きなデメリット。
肉体労働
実際お手伝いしたのは、8月。30度を超えるなかで作業。
いつもはオフィスのエアコン聞かせた部屋で待ってるやってたもんで死にかけましたw
たった3時間ぐらいやるだけでこれなんで、毎日はきついなー
孤独である
1つ目の乾いた大地のビニールハウスよりも2つ目の熱帯雨林ハウスの方が何倍も辛かったんです。
湿気が多いってのはあるんだけど、1番の理由は1人の作業だから。
延々とキュウリのはっぱを拾っていく作業は、体もそうですが心が疲弊していきました。
たぶんサラリーマン気質が身についているのかもしれません。
ぼくら、サラリーマンって大体団体行動で会社に誰かがいて、仕事をする姿を見ながら自分も仕事をします。
だからあんまり1人の作業ってやらないんですよね。
楽しい作業ならまだいいんですが、暑い中拾い続けるのは正直苦行で(泣)
歌を歌いながらずっとやっていました。
農業をやるときは独身だと失敗するという話もありました。
体験をした今だと結構納得がいく話です。
多くの人は、独身で農業をやることの不利は、その作業性だといいます。農業は、2人以上でやれば、何倍にも効率がよくなる作業が多いのです。
シートを広げるだけの作業でも、1人だったら、2人でやる何倍もの時間がかかります。圧倒的に作業性が悪いために、独身での農業は不利だと言われます。しかし、Dさんはそれよりも、精神的な問題のほうが厳しいと言います。
なぜなら、農業というのは基本的に、人と話をしない仕事なのです。1日中、誰ともしゃべらずに、黙々と作業をする。帰り道には赤提灯もなく、家に帰っても誰もいない。
都会で一人暮らしをしているのなら、人の集まる場所に遊びに行くこともありますが、田舎で農業をすれば、完全に一人です。
ではメリットはどうなのか考えてみます。
自分のペースで作業が出来る
人から命令されることもなく、煩わしい人間関係も少なく仕事ができる。
がんばればがんばったぶんだけお金になる。
そこは個人でやる場合の強みですね。
飯が上手い
わりとガチでメリットです。
終わった後に、農家さんのマンションに案内してもらったんです、
そこでお手製のキュウリサラダをいただきました!
まじ労働の火照りと部屋の熱気で暑苦しい体に、キュウリサラダ!しみ込んできやがる!
体使った後はキューリが上手いんですよ、まじで!
そのあたり!本当に嬉しいです、自作のキュウリは旨いだろうなあ。
食べさせてもらったサラダ↓
まとめ けっきょく農家さんは婚活者におすすめなのか?
正直、自分の娘が農家の男性に嫁ぐと言ったら泣く泣く止めると思う。
おまえ大地の仕事なめんじゃないぞ?肉体労働だし大変だし。暑いし寒いし。
でも、飯はうまい!結婚したら毎年取れた作物は送ってくれ!
インドア派にとってデメリットは相当でかいけど、体が動かすのが好きで食べるのがすきなら向いているかもしれない。
また人に使われたくない人もね。
婚活者の友人曰く
サッカーやうちの肉体労働より全然暑くてつらいとのこと・・・
どうやら一般的な肉体労働よりもしんどいらしい。
どうぞ参考にしてくださいませ。
台風がきても大丈夫なようにビニールハウスで育てるっておかしいでしょう。
高知県の付近を大型の台風が通ったときに、ビニールハウスが倒壊、ひしゃげたり、ビニールが無残にやぶられて泣く泣く作をあきらめた人がたくさんいること知らないんですか?
大雨を避け、病気から守るため、また水分のコントロールをするためにというなら分かるけれど、風速40メートルなんて吹いたら被害が出るでしょう。いいかげんなことを書いてはいけない。
ご指摘ありがとうございます。たしかに大きな台風が来るとビニールハウスでも防ぎきれないですね。
わたしの周りではいないですが、TVで台風で吹き飛ばされたという話も聞きました。
農家さんにお伺いして、補足説明を入れたいと思います。